セレナ社で初の遺伝子抗議デモ
NC996年に遺伝子情報による適性個体の選別によって、介助犬や麻薬探知犬、セラピー犬や警察犬の
育成にかかるコストダウンは大きな効果をもたらした。
NC998年、大手企業であるセレナ社は新年度の社員募集に遺伝子チップの提出を要請し、遺伝子の適性を採用の
要因の一つにする事を明らかにした。
この採用は人権侵害にあたるとラプタで多く非難する声が上がり、セレナ社本社前にて大規模なデモが起こった。
人権保護団体マイノリティ・レイスは「人種差別を助長させかねない愚かな行為」とセレナ社を強く批判。
この採用システムを取り下げなければセレナ社を提訴するつもりであると声明を発表した。
市民や団体、議員からも非難が相継いだため、セレナ社は遺伝子情報を取り入れた採用システムを取り止めたが、
今後同様の事態が起こる可能性を考えると不安が残る。