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黒族、白族からの申請、今回も通らず──



       2年毎に開催される世界連合管轄の「国家とその文化・歴史を保存する世界会議」で、今年も黒族、白族による申請が棄却された事が明らかになった。


申請内容は世界史の教科書検定において黒の国、白の国がかつて存在したという文章の記載。そして黒の国、白の国としての独立を認める事である。



黒族、白族は現在陽国の7割以上を占めるフルヒューマンの陽国人がこの地に訪れる前から定住し、黒の国、白の国をそれぞれ形成していたと言われている。



この説は残された歴史的資料からも明らかであり、多くの学者はこの説を指示している。





しかし陽国はあくまで二つの獣人族を陽国に入国した移民であると位置付けている。
世界連合の構成国の一つであるである陽国は、「我が国では確認されていない。嘘を付くわけには行かない。」と主張した。









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